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心エコー検査ロボ「Orizuru-1R」 早稲田大が初公開 手軽な検診を実現

早稲田大学の岩田浩康研究室は「2023国際ロボット展(iREX2023)」で、世界初となる座位のまま心臓の超音波検査を受けられる心エコー検査ロボット「Orizuru-1R」を公開した。

心疾患は突然死にもつながるため、早期発見が重要だ。通常の心エコー検査は、あおむけや横向きで受診するのが一般的だが、Orizuru-1Rはロボットに乗り込み胸を押し当てるだけで座位のまま、手軽に心エコー検査を受けられるのが特徴。エコーで心臓が見えやすい位置まで、ロボットが自動で体姿勢を変えてくれる機能も備わっている。

同エコーの実演デモが東京ビックサイト東7ホール(東京都江東区有明)で29日から4日の間、午前10時~午後5時まで開かれている。

岩田研究室は「Orizuru-1Rの誕生は、専門施設以外でも手軽に心エコーの自動検診を受けられる未来を切り拓く転換点になるやもしれない」とコメントしている。