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横浜市立大が住民参加型ウェルビーイング探索活動「Enabling CityTM Walk!」を実施―新規開発のアプリを用いて街の魅力や課題を再発見し、新しい都市づくりに貢献 ―

横浜市立大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)、大成建設㈱、㈱山手総合計画研究所の三者は共同で、デジタルを活用した住民参加型ウェルビーイング探索活動「Enabling City Walk!」を、国内4街区を対象に延べ9回にわたり実施した。

この活動は、地域住民や学生などが参加し、ウェルビーイング向上につながる要素である「イネーブリング・ファクター」の探索によって各地での幸福と健康を目指した街の魅力や課題を再発見することで、すべての人のウェルビーイングを実現する新しい都市づくりに貢献するもの。

国が提唱するデジタル田園都市国家構想や自治体のスマートシティ構想などにおいて、地域住民のウェルビーイング向上が欠かせない視点となっている。YCU-CDC は、2021年の「JSTムーンショット・ミレニアプログラム」の調査研究成果として、住民の幸福(Happiness)と健康(Health)を同時に向上させることで全ての人のウェルビーイングを実現する新しい未来の都市像「Enabling City(イネーブリング・シティ)」を提唱し、実現に向けた取り組みを進めてきた。

これらを背景に、大成建設とYCU-CDCは、イネーブリング・シティ実現に向けたバックキャストによる共創活動として、2021年に大成建設ウエルネス作業所で実証実験を開始。イネーブリング・ファクターに基づく評価や導入効果を検証しました。

この検証結果に基づき、三者はイネーブリング・ファクターを評価指標とする専用アプリを開発し、デジタルを活用した住民参加型ウェルビーイング探索活動「Enabling City Walk!」を各地で展開した。