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日本女大が理研環境資源センターと協定 「遠視顕微鏡などによるバイオイメージング」分野で連携

日本女子大学理学部は理化学研究所(理研)環境資源科学研究センターとの間で、互いの研究推進のための連携協定を締結した。研究開発の推進など5項目で協力し、「電子顕微鏡などによるバイオイメージング」の関連分野で緊密に連携していく。

■昭和31年に設置・日本女大電子顕微鏡施設

日本女大の電子顕微鏡施設は、〝実物を観る〟という自然科学を重視した日本女大創立当時からの理念を引き継ぎ、最先端の顕微鏡装置を有する施設として1956(昭和31)年に設置された。

現在では、電子顕微鏡6台と多数の周辺機器が整備され、日本有数の電子顕微鏡施設として知られている。最先端の研究活動をはじめ、学部・大学院教育にも広く利用され、学生の向学心を支えている。

協定では「研究開発の推進」「研究施設、設備などの相互利用」「学術交流及び人材育成」など5項目の協力実施が示された。両者は「電子顕微鏡などによるバイオイメージングに関連する研究分野において、緊密に連携して研究協力を促進することにより総合力を発揮し、イノベーション創出に資することを目指す」としている。

日本女大にある電子顕微鏡施設。最先端の研究活動をはじめ、
学部・大学院教育にも幅広く利用されている