お茶の水女子大学は、㈱ZMP(東京都文京区)ととともに、7月19日㈬から21日㈮まで、お茶大キャンパスで、「ZMP World 2023/ロボットと創る未来の社会」を産学連携の一環として共催する。
ZMPは、人とロボットが共生する街「ロボタウン」の社会実装を進めている。ZMP World 2023では、ロボタウンの社会実装を推進するさまざまな新製品・取り組みの発表、デモンストレーションなどを実施する。
お茶大は、来年4月に「共創工学部(仮称)」の新設を予定している。共創工学部は、社会課題解決のための工学、新しい文化を創るための工学を目指す。新学部は、ロボットやICTをはじめとするさまざまなテクノロジが、未来の社会で役立てられることを踏まえて設置するもの。
ZMPとお茶大は、「ロボタウン」の社会実装の趣旨や共創工学部の趣旨に、互いに共感し、今回、お茶大のキャンパスで、両イベントを共催で開催することとなった。
ロボットの開発を通して未来を見つめるZMPと、テクノロジをベースに未来を創っていくお茶大の教員・学生が一緒になって未来を考える3日間となる。
【おもな見どころ】
〇改正道路交通法対応の遠隔操作型小型車(自動運転の小型ロボット)が登場
テレビでもおなじみの歩行速モビリティ「RakuRo®(ラクロ®)」をはじめ、宅配ロボット DeliRo®(デリロ®)、警備ロボット PATORO®(パトロ®)は、来年4月の道路交通法改正で新しくできた「遠隔操作型小型車」に分類された。ZMP World 2023では、遠隔操作型小型車に関する説明セッションも用意。さらに、実際にラクロに乗車できる機会も設ける。
〇ロボット管理プラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」
街やビル、工場や倉庫など様々なフィールドで活躍するロボットやエレベータ等の設備を連携し統合管理ができるプラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」を実演する。
〇自動運転新型車両発表
ZMP World 2023では、自動運転の新型車両を発表する。また、自動運転バスや自動でモノを運ぶ台車型ロボット(AGV)などさまざまなソリューションを紹介する。
〇共創工学部説明会
共創工学部の担当予定教員による説明会を実施する。新設学部・学科の趣旨、カリキュラム、ユニークな授業などが説明する予定。
〇ZMPと学生によるワークショップ
ZMPエンジニアとお茶大教員・学生によるワークショップを実施。自動ロボット技術がどのように社会を変えるのか、また、ロボット/AI技術と社会課題の掛け合わせなどをテーマに、課題解決に向けたワークショップを行う。また、お茶大の学生とZMPの女性エンジニアが、働き方などを語り合うセッションも開催予定。