筑波大学の最新スーパーコンピューター「ペガサス」が、消費電力当たりの性能をランキングするGreen500で国内最高位の世界12位となった。
ペガサスは昨年12月に筑波大の計算科学研究センターに設置され、現時点で世界最高性能の画像処理装置(GPU)と中央処理演算装置(CPU)をあわせ持つ最先端のコンピューターだ。
今回の結果をもたらした最大の要因は、最新のGPUを用いたことで計算の電力効率が向上して、電力効率の良い「不揮発性メモリ」で大容量の動作を可能としたことにある。
筑波大は「ペガサスはコンパクトな省エネスパコンであると同時に、不動小数点演算で最大6.5ペタロップス(1秒間に6500兆回の計算スピード)、またAI処理ではこれを遥に上回る性能を有しており、今度の最先端計算科学研究に幅広く利用される見込み」としている。