神田外語大学では8~9月にかけて、学生14人が6カ国の海外ボランティアに参加した。その活動のオンライン報告会が開催されて、10人の学生たちが発表を行った。「所得と幸福度は比例しない」などの気付きや経験を報告している。
ボランティアはアメリカ、イタリア、インドネシア、ドイツ、フランス、メキシコの6カ国で実施。同大学は課題に目を向けて行動し、国際社会に通用するコミュニケーション能力がある学生を育成する狙いがある。
アメリカで低所得者支援の活動を行った中澤凛菜さんは、「実際にボランテイィアに参加してみて、低所得者層にアメリカ人以外が多かった」と報告。「必ずしも所得と幸福度は比例せず自分で体験しないと分からないことが多くあった」と話した。
今年1月から3月までの間、約3年ぶりに海外ボランティアが再開され、今年に入って今回が2回目の実施。学生たちは、それぞれの活動した国(アメリカ/イタリア/インドネシア/ドイツ/フランス/メキシコ)の課題に目を向けて、さまざまなボランティア活動を行った。