早稲田大学は14日、2023年度第23回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」お受賞作品を決定したと発表した。大賞にはNHKの「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態」など3作品が選ばれ、奨励賞にも3件が選ばれている。
同作は1人の患者救出の経緯を描いたドキュメンタリー。授賞理由を選考委員の中谷礼仁早稲田大学教授は「公共放送の枠を超えるかのように、病院側に対する追及の手を緩めなかった」と高く評価した。大賞にはほかにも琉球朝日放送の「命ぬ水~映し出された沖縄の50年~」、小学館の「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」が選ばれている。
また、奨励賞には神戸新聞、CBCテレビ、TBSテレビから選出された。
早稲田ジャーナリズム大賞は、言論の場で高い理想を掲げて公正な論戦を展開する人材を輩出する目的で開催。今年は2022年4月1日~23年5月31日までの期間内に応募された155作品から決定された。12月7日に賞の贈呈式が、大隈記念講堂で開かれる。