東海国立大学機構の岐阜大学と名古屋大学は、約 50キロメートル離れた両大学で同時に実験授業を行うシステムの導入に21日に挑戦する。
新型コロナウイルス感染症禍で大学授業はリモートに移行したが、学生が実験室に集合できないなどの課題もある。そこで、両大学のように離れた場所でも同じ制御工学実験を行うことが可能であるかという課題に取り組む。
実験は制御工学ではポピュラーな「ホウキ立ての制御」。同じデモンストレーションを見せたり、学生ごとの目的を達成したりするような実験も行う。機構は「このシステムはまさに、これからの時代に向けた新しいハンズオン教育法を示唆するもの」としている。