茨城大学は認知能力を総動員して話を理解する行為「リスニング・エフォート(LE)」の理解に向けた取り組みをインタビュー形式でわかりやすく解説したオンデマンド動画配信プログラム「きこえのミライ」を、13日から配信している。
きこえのミライは、茨城大学の障害児生理学研究室とデンマークのオーティコン補聴器が共同主催し、LEの理解に向けた取り組みをインタビュー形式でわかりやすく解説したもの。同大学の田原敬准教授とエリクスホルム研究センターのハミッシュ・イネズ・ブラウン博士、岡山大学の片岡祐子准教授がインタビュー形式でLEを説明する。
オーディコン補聴器の齋藤徹プレジデントは「本動画プログラムがきっかけとなり、難聴のあるお子さんや難聴者の方が直面しているLEや聞こえからくる疲れに関し、理解がより一層深まることで適切な聴覚ケアに結び付くような、そんな『きこえのミライ』への一助となるとよい」と話す。
視聴期間は来年2月29日まで。費用は無料で、字幕付き。1回約10分で5つの動画を見ることができる。動画を確認するためには申し込みが必要で、同年1月31日が期限となっている。(https://www.oticon.co.jp/event/kikoenomirai)から応募することができる。