日本科学未来館(未来館)は、22日に公開する新常設展示「ハロー! ロボット」において、未来館オリジナルのパートナーロボット「ケパラン」を製作して展示する。「みんなで育てる」をコンセプトに、来館者の意見を踏まえて感情表現や更なる動作などを随時搭載して成長させていく予定だ。
ケパランの名前の由来は幸せを呼ぶ謎の生物「ケサランパサラン」からつけられた。身長は70センチメートルで、憧れの飲み物は青いクリームソーダだ。公開時は、生まれたばかりの設定で、展示物として設置されているアイテムを見せると喜んだり嫌がったりするという。
ハロー!ロボットは、最新ロボット研究の紹介を通して未来のロボットとの暮らしを想像して新しい可能性を見つけることを目指す展示。ほかにも同日から「ナナイロクエスト」「プラネタリー・クライシス」「老いパーク」という新展示が公開される。
未来館の浅川智恵子館長は「あなたにとって望ましいロボットとの関係を考えるとともに、社会全体でより豊かに暮らすための在り方にも思いをはせていただく機会にしてほしい」のコメントしている。