早稲田大学と三菱電機㈱は、8日に「サステナビリティ社会の実現に向けた包括連携に関する基本協定」を締結した。今後、五つのテーマで共同研究を実施して、研究開発や人材交流、育成などについて連携した取り組みを行う。
同大学は2032年を目途に各キャンパスのCO2排出量ゼロを目指している。また、三菱電機は「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「安心・安全」「インクルージョン」「ウェルビーイング」の五つを課題領域に設定した。
これまでも同大学と三菱電機は、エネルギーマネジメント技術の分野で共同研究を進めてきた。今回の締結により、更に広い方面で研究開発の実現や人材育成を行っていく方針だ。
両社は「最初の取り組みとして両者共通の重要テーマであるカーボンニュートラルに加え、ユーザーにとって大切な快適性や健康などのウェルビーイング視点も取り入れることで、得られた成果を早期に社会実装することを目指す」としている。