気象庁と横浜国立大学は1日、台風研究などに係る包括的連携協力に関する協定を締結した。今後、台風に関する研究や普及啓発などに取り組み、台風防災につなげるという。
協定における協力事項は、「台風に関する気象学的分析及び調査」「台風の予測精度向上に必要な課題の検討」「台風防災に関する普及啓発及び人材育成」など五つ。
同大学の梅原出学長は「本学は国立大学法人として国民の生命、財産の安全、安心に貢献すべく2021年10月に日本で唯一の台風専門研究機関である〝台風科学技術研究センター〟を立ち上げ、産学連携によるオールジャパンの体制で研究を進めてきた」と話し、「この度、気象庁と本学で包括連携協定を締結し、その活動を一層強化していく」と意気込んだ。