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近畿大附属湯浅農場で栽培した「南高梅」を病院食として提供 近大奈良病院の入院患者に季節感のある食事を

■ポイント□

◎近畿大奈良病院と近大附属湯浅農場のコラボ企画

◎総合大学の利点を生かし、附属湯浅農場で栽培した「南高梅」を病院食として提供

◎彩り豊かで季節感のある食材を提供することで、入院生活の中にも楽しい食事を演出

近畿大学奈良病院(奈良県生駒市)は6月12日、同大附属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)で栽培し、農学部農業生産科学科3年生が農場実習で収穫・選別を行った「南高梅」を、病院食として入院患者に提供した。

近畿大奈良病院では、毎月12日を「近大プレート」の日として、近畿大学に関連した食材を使用した病院食を入院患者に提供している。

6月は、附属湯浅農場で栽培した「南高梅」を使用した「近大青梅ドレッシングの和え物」を提供し、季節感のある食事を演出する。8月には青梅ゼリーを提供予定。

使用する「南高梅」は、農学部農業生産科学科3年生が農場実習で収穫・選別を行ったもの。附属湯浅農場では「南高梅」の栽培を約30年前から手がけており、近畿大奈良病院での提供は令和元年(2019年)に開始して、今年で5年目となる。

【近大プレート】近畿大学奈良病院では、令和元年(2019年)7月から毎月12日を「近大プレート」の日として、近畿大学に関連した食材を使用したプレート食を提供している。これまで、近大附属農場で栽培した「近大みかん」「近大マンゴー」「南高梅」「ビーツ」や、近大農学部生が栽培した「ミニトマト」「さつまいも」「じゃがいも」、大和伝統野菜の一つである「ひもとうがらし」などを提供してきた。また、近大が包括連携協定を締結している奈良県平群町で栽培されたいちご「古都華」なども提供し、地産地消に取り組んでいる。