文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ氏講師に招き 日本女大、18日に国際文化学部開設記念講演会

日本女子大学は、11月18日㈯に目白キャンパス内の成瀬記念講堂とオンライン配信で、ヤマザキマリ国際文化学部特別招聘教授による国際文化学部開設記念講演会「『越境者』として見る日本」を開催する。

ヤマザキマリ氏は、漫画家・文筆家・画家で、東京造形大学客員教授を務めている。イタリア・フィレンチェの国立アカデミア美術学院で学び、2010年に『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞を受賞。同作品はコミックスに留まらず、映画化もされ、大ヒットした。

講演会では、豊富な海外経験をもつヤマザキ特別招聘教授から日本がどのように見えているのか、を主要なテーマとしながら、〝国境のない生き方〟がもたらす変化や学びの可能性について語られる。

今年度開設された日本女大国際文化学部は、〝越境力〟をひとつのキーワードとしている。そこで目指しているのは、国・言語・時代・人種・ジェンダーなどさまざまな境界を越え、

自分の殻を破って、新たな文化を創造する力を養うこと。

同大では、「同学部の特別招聘教授に就任したヤマザキマリ氏は、まさに〝越境力〟を体現しています」と述べている。イタリアを中心に長く海外で暮らし、漫画家という枠に収まらない領域横断的な活動を続けてきた経験を学生たちにもらうこととしている。