東京農工大学は大学博物館連携巡回展「帝国日本と森林-近代東アジアにおける環境保護と資源開発」を、同大科学博物館で開催している。科研費補助金を受けた三つの共同研究の約7年にわたる研究成果の一部を公開するもの。今年2月、書籍「帝国日本と森林-近代東アジアにおける環境保護と資源開発」の出版を契機に制作された、共同研究者が所属する大学間を資料でつなぎ旅する巡回展示。
今回の展示は〝旅の出発点〟である九州大学会場からの1回目の移動会場として実施。九大会場で展示されなかった資料も展示する。専門書のエッセンスを展示としてビジュアルで届け、内容理解の一助となることを目指す。同館等では、展示が各会場を旅し、それぞれの場所で出会いと対話が生まれることで、大学の研究成果が社会の知として還元することを期待している。会期は12月23日まで。