東京大学は24日、保有するパソコンがマルウェアに感染して情報が漏えいした可能性があることを発表した。在校生の学生やイベント、他大学の利用者の情報などが流出したとしている。
同大学は専門機関からの指摘を受けて、昨年7月に受診した攻撃型メールにより伝染していたことが発覚。調査の結果、今年5月に情報漏えいの可能性が判明した。流出した情報は、教員や学生、卒業生の個人情報2409件、学会主催イベントの情報1082件、他大学で非常勤講師として担当する授業の受講生の情報796件などだという。
今後について同大学は「情報漏えいしたこととあわせ、容易にマルウェアに感染したことを極めて重大な事態と認識し、個人情報の取り扱いを含む情報セキュリティの確保に関して、本学情報セキュリティ・ポリシーに沿った対応を確実に実施できるように全構成員の指導や徹底をさらに強化する」とコメントしている。