大阪大学は大阪大学総合学術博物館(大阪府豊中市待兼山町)の第25回企画展『ちんどん屋―宣伝・広告に生きるハブ(集積/中継/交流)芸能―』を25日から開催する。
ちんどん屋とは歌舞音曲や口上などを用いて宣伝をすることを生業とする人たちをいう。それらの芸は過去から受け継いだものや新たに生み出したものなど多種多様。それらは各種芸能を集めて、つなぐハブ的な役割を果たしているとも評価されている。
展覧会では、ちんどん屋の歴史を再考するほか、さまざまな芸についても紹介し、時間的にも芸能的にも多様な要素を取り入れている状況を提示する。また、大阪や東京の過去のちんどん屋から受け継いだ衣装なども展示。現代のちんどん屋が何を継承しているかを知ることができる。
展覧会は来年2月17日まで開催。開館時間は午前10時30分~午後5時まで。日曜と祝日は休館で、入場料無料。