東京工業大学は㈱EX-Fusionと、クリーンエネルギー「レーザー核融合商用炉」の実現に向けた発電用液体金属デバイスの高度化に関する研究を行う『EX-Fusion liquid metal 協働研究拠点』を設立。調印式を11日に行った。
レーザー核融合商用炉は、海水から採れる豊富な燃料を使用した小型の核融合炉によって生成でき、原子炉と同等以上の発電量と安全性を備えているというもの。
両者は今後、2026年までの3年間で、レーザー核融合炉の燃料サイクルの鍵を握る液体燃料増殖材の高純度合成法を高度化し、核融合エネルギー開発を支えられる供給能力を実現する技術の開発を目指す。
同大学は「東工大は、EX-Fusionとこのような広範な技術応用にも共同で取り組み、技術の社会的実装を最大限に推進していきます」としている。