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東京理大が長期履修制度の対象者を拡大 「学びを諦めなければならない学生」に応える

東京理科大学は4年間で卒業する学費とほぼ同額で5・6年間学べる「長期履修制度」の対象者を2024年度から拡大し、理学部第二部に1年次で入学した全員が活用できるようにするとした。さまざまな要因で学びを諦めなければならない学生のニーズにより幅広く対応することが可能となる。

これまでこの制度は社会人特別選抜入試で入学した学生のみを対象としていた。対象拡大によって、社会人学生、入学後に職を得て社会人となった学生、介護などにより修業年限で卒業が困難な学生などのニーズに対応することが可能となる。

石川正俊学長は「今回の長期履修制度の対象者拡大は、時間のない方でも計画的に5年または6年で卒業することを支援する仕組み。自身の専門ではないことや学生時代には学べなかった新しい学問を体系的に学びたい方などが、自らの学習を少しでも柔軟に計画できることをサポートする」と説明した。