文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
横浜市大とDeNA 社会のデータを分析して課題解決のアイデアを出すデータソンを開催

横浜市立大学と㈱ディー・エヌ・エー(DeNA)は、ヘルスケア分野におけるデータサイエンティストの育成を目指し、実社会のデータを分析することで課題解決のアイデアを導き出す「データソン」を9月に開催した。データソンはデータサイエンティストなどが集まりチームを作り、特定のテーマに意見やアイデアを出し合い、分析を企画し発表を競い合うイベント。

イベントは同大学とDeNAが共同で行う教育プログラムの一環として開催され、DeNAグループでヘルスケア事業を行うDeSCヘルスケアが提供する匿名加工された国民健康保険の検診やレセプトデータなどヘルスビッグデータを活用し、ヘルスデータサイエンス専攻の学生が分析を行った。

分析のテーマは「大腿骨を骨折した既往データのある助成を対象とした分析」で、審査員として横浜市医療局が協力。市からは「実際に行政の企画をする際にもデータの捉え方に悩む場面があるが、データを解釈する過程で難しかったこととは」「さらに深掘りしていくとしたら、どんなデータ分析をしていきたいか」などのコメントがあがっていた。