東京医科歯科大学は3日、㈱ニプロおよび慶應義塾大学と8月28日付で、「手根管症候群スクリーニング手法」の共同研究契約を締結したことを発表した。新たな検査システムの開発を追究していく。
この症候群は、手指の感覚や動きなどを担う神経が圧迫されることにより、しびれや痛み使いにくさを引き起こす病気。早期治療により回復が見込まれるが、少しずつ症状が悪化するため罹患に気付きにくく受診が遅れることがある。
共同研究では、機械学習を用いた動作解析による同症候群の判別、重症度の推定や他の疾患との判別の可能性について検討を行う。そして、正確で簡単に検査できる手法のシステム開発を目指す。