東京薬科大学は、地元八王子の薬剤師を対象にＰＣＲ検査の研修を９月２５日に実施した。継続的に実施していく予定だという。

同大学によると、受講者は中南秀将教授が作成したＰＣＲの原理や研修の流れを学ぶ動画を事前に視聴して研修に参加。はじめに講師のデモンストレーションを見学した後、マンツーマン指導を受けながら唾液を用いた検体を使って、ＲＮＡの抽出からリアルタイムPCR装置での結果測定までの一連の流れを学んだ。

中南教授は「研修を受けた現場の薬剤師が、実務実習生に感染症のＰＣＲ検査技術を教育することで、将来的には多くの薬剤師が感染症のＰＣＲ検査技術を修得することが期待できる」と話した。