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東工大「大隈良典記念奨学金」に新たな女子学生枠を設置

東京工業大学は26日、将来リーダーとして国際的に活躍できる人材を育成することを目的とした「大隅良典記念奨学金」に女子学生枠を設けることを発表した。特に女子学生支援に支援の枠を広げることで、女子学生比率の向上を加速させることが大きな狙い。同大学が進めるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の取り組みの一環で行うもの。

これまでも記念奨学金の中に、自宅からの通学が困難な人を対象とした「地方出身者枠」や両親が4年制大学を卒業していない人のための「ファーストジェネレーション枠」を創設してきた。

女子学生枠の応募資格は、2024年に4月に学士課程の入学を希望する女子学生であること。第1年次から申込時までの全履修科目の評定平均値が4.3以上相当。日本国籍である人および永住者などの在留資格があり、世帯の税込年収が給与所得の場合は800万円未満、給与所得外の場合は所得金額が337万円未満の学生。

奨学生として採用する予定人数は、女子学生枠、ファーストジェネレーション枠および地方出身者枠あわせて30人程度である。奨学金学は月額5万円。

スケジュールは、10月~11月下旬に募集を行い、12月から1月にかけて選考を行い該当者には内定通知を送る。応募資格の詳細や提出書類、申込み方法は同大Webサイトで確認することができる。