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国際卓越研究大に東京科学大 京大・選定候補 東大・審査継続

東京科学大学

文部科学省はこのほど、世界最高水準の研究大学を目指す「国際卓越研究大学」の第2期公募で東京科学大学を選定した。来年4月から国際卓越研究大学研究等体制強化計画を開始する。また、京都大学を選定候補とし、東京大学の審査を最長1年間継続することを決めた。

国際卓越研究大学に内定した大学は、それぞれの大学が作成した体制強化計画に基づいて、国の10兆円規模の大学ファンドから最長で25年間の支援を受けられる。認定された大学には、文科省の有識者会議が計画開始後3年以内に進捗状況に関して、モニタリングや助言が行う予定。

初回公募で認定された東北大学は今年2月に約154億円の助成を受けた。大学に対する援助は最大で年間3000億円とされている。

東京科学大学の大谷尚登理事長は「国際卓越研究⼤学の認定候補に選ばれたことを機として、これらの改⾰をさらに加速させていく」と説明。「国内外の⼤学、企業、研究組織等との連携を⼀層促進し、エコシステムを牽引することで、善き⽣活、善き社会、善き地球のビジョン実現に貢献する」とコメントしている。

田中雄二郎学長は「数々の社会課題を解決するために、さまざまな分野でイノベーションを創出していく使命がある」と訴え、「教育研究組織の⻑である私としては、全ての構成員とともに、、知が循環し、交流し、混ざり合う環境を作っていきたい」としている。