北海道大学は、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE:ティー・エイチ・イー)」が発表した「THEインパクトランキング2025」で、6年連続で国内1位を獲得した。

総合ランキング 世界同率44位
同ランキングは、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を基準に、世界の大学の取組等が社会にどのように貢献しているかを評価するもので、総合ランキングとSDG別の個別ランキングで構成されている。
7回目となる今回のランキングには2540の高等教育機関(国内からは79大学)が参加。北大は、総合ランキングで評価対象となった世界2318大学中、同率44位という高い評価を受け、6年連続で国内1位となった。
SDG別ランキングでも、北大の取組は国際的に高く評価された。17のSDGのうち、「SDG2 飢餓をゼロに」が世界955大学中2位にランクイン。さらに、「SDG9 産業と技術革新の基盤をつくろう」(世界49位)、「SDG14 海の豊かさを守ろう」(同17位)、「SDG15 陸の豊かさも守ろう」(同21位)、「SDG16 平和と公正をすべての人に」(同35位)、「SDG17 パートナーシップで目標を達成しよう」(同41位)が世界100位以内となった。
このうち、SDG2・14・15・16・17の五つの目標がいずれも国内1位となり、SDG15は4年連続で首位の座を維持した。
こうした成果を称え、今年夏に愛知県名古屋市で開催された「THEインパクトランキング・マスタークラス2025」の会場で、THEのチーフレベニューオフィサー(CRO)のポリー フライヤー氏から、北大が令和2年から6年連続で国内1位を獲得したことを記念する楯が授与された。授与式には、北大統合URA本部副本部長の阿部 弘副理事が出席し、楯を受け取った。

また、令和6年に授与された「5年連続国内1位」の記念楯は現在、北大総合博物館で展示されている。今回新たに授与された「6年連続国内1位」楯についても同様に総合博物館で展示を行う予定。
北大サステイナビリティ推進機構は、今後も同大のSDGsに対する継続的な取組と社会的貢献の成果を、広く学内外に発信する方針だ。
