日本学術会議公開シンポジウムが、8月7日㈭午後1時から北海道大学医学部学友会館「フラテ」フラテホールで開催される。テーマは『次の新興・再興感染症にどう備えるか』。Zoomウェビナーでも配信する。主催は日本学術会議第二部会、北海道地区会議及び北海道大学。
自然界の野生動物が保有する病原体が社会に侵入し、人へと伝播する人獣共通感染症は、近年頻繁に発生し国際社会で問題となっている新興・再興感染症の大半を占めており、いまだ根絶が困難な喫緊の課題となっている。
シンポジウムでは、人獣共通感染症対策、ワクチン開発、創薬、構造解析、数理モデル、公共政策の専門家が最新知見を共有し、次の新興・再興感染症にどう備えるかについて、市民の理解と地域レジリエンス強化を図る。
『次のパンデミックに備える 〜インフルエンザとCOVID-19の経験を踏まえて〜』と題した基調講演を行うとともに、①人獣共通感染症に対する対策、②クライオ電子顕微鏡を用いた抗ウイルス薬・ワクチンの研究開発、③新興感染症への疫学インテリジェンス提供の問題点と未来、④高病原性ウイルス研究者である公衆衛生医師の視点からCOVID-19流行対策を振り返る―と題した四つの講演を行った後、日本学術会議第二部会員3名と講演者による総合討論が行われる。
参加費無料。事前申込制で8月6日㈬までに下記URLから申し込む。
■URL: https://forms.gle/sm9s8Adc7DtaKEWN7

