東京海洋大学のスタートアップ「さかなドリーム」は27日、世界初の品種「夢あじ」を新宿高島屋のイベント「EAT2033」で販売すると発表した。
夢あじは市場に出回ることの少ない「カイワリ」と通常のアジよりも大きく脂がのった「金アジ」を親に持つ養殖魚。天然魚よりも脂が多く、一般魚よりも脂質が少ない肉質を実現した。富浦湾(千葉県)と内浦湾(静岡県)で養殖されている。
イベント期間は7月2~8日で、限定800尾を味わえる。地下1階の「推し100」で夢あじ丼定食と刺身パック、13階の「築地玉寿司」で「夢あじ食べ比べ2貫セット」、14階「おたる政寿司」で夢あじのたたきを購入できる。
高島屋企画宣伝部の小林勇介さんは「『夢あじ』は際立った美味しさを持つ新品種の安定供給を目指すという点において、イベントのコンセプトである‟10年後の食の未来を考える“をこれ以上ない形で体現しているブランドと考える」と紹介。「一般には流通していない夢あじの美味しさを、この機会にぜひお試しいただきたい」としている。