学校法人明の星学園は21日に運営する「青森明の星短期大学」(青森県)を2026年度以降の学生募集を停止すると発表した。25年度入学の在学生を含めた学生への教育と就職支援は継続する。60年以上にわたり、地域社会を支えてきた歴史に幕を閉じる。4年制大学志向の高まりなどから学生の確保を見通せないと判断した。
青森明の星短大は1963年に開学。カトリック精神に基づく「正・浄・和」を建学の精神とし、唯一の学科である子ども福祉未来学科を設置して公務員や一般企業へ人材を輩出してきた。花田慎学長らは教育の継続や就職支援などに「これまで通り全力で取り組む」と説明している。