アジア太平洋物理学会連合(AAPPS)は15日、プラズマ応用分野で産業界へインパクトのある先駆的かつ独創的な貢献を行った研究者に授与する「第5回AAPPS-DPPプラズマイノベーション賞」の受賞者に九州大学の渡辺隆行教授を選んだ。
同賞は2019年にAAPPSによって設立された。プラズマ物理学者やエンジニアに毎年贈られ、産業への影響に焦点をあてたプラズマ応用の全分野での実験的理論的研究への顕著な貢献を理由に与えられるもの。20年には名古屋大学の堀勝教授も受け取っている。
AAPPSは、熱プラズマプロセスの応月、特に高度なモデリングと実験に基づくナノ材料合成、水プラズマによる廃棄物処理プロセスの開発と応用化、ガラス妖怪技術の産業応用を成功に導いた多相交流アークの発明に対する卓越した貢献を渡辺教授の受賞理由としている。