北海道大学サステイナビリティ推進機構が北海道マラソン2024組織委員会と協力実施した「きたみてガーデンSDGs農園」プロジェクトと、北大の木材を使用したモニュメント制作を含む「北海道マラソン2024 SDGsの取り組み」(※)が、日本陸上競技連盟〈1JAAF)の「アスレティックス・アワード2024」で、『BEST THINK賞』を受賞した。この賞は、JAAFが2022年にスタートしたもので、陸上を通じた社会貢献を目指すSDGsプロジェクト『#LETSTHINK_(レッツシンク)』での最高賞。
※「北海道マラソン2024 SDGsの取り組み」(日本陸上競技連盟公式サイトより):北海道マラソンを持続可能な大会としていくため、様々なSDGsの取り組みを実施している。2024年大会の新たな取り組みとして、コースとなる北海道大学と連携し、キャンパスで回収された落葉からできた腐葉土を利活用して資源循環を図る「きたみてガーデンSDGs農園プロジェクト」で育てた野菜を、カーボローディングパーティでランナーに提供したり、構内のカフェでその野菜を使用したオリジナルメニューの販売を大会期間限定で行った。また大学の工事で伐採された木を折り返し地点のモニュメントに再利用した。大会パートナー企業であるよつ葉乳業との取組みでは、大会当日と、大会翌日にコースをきれいにしながら走るプロギングプロジェクトを実施した。

3人目)、松山元樹サステイナビリティ推進機構特定
専門職員(右端)
「SDGs農園プロジェクト」は、北大札幌キャンパスで回収された落葉からできた腐葉土の利活用を通して、キャンパス内の資源循環のあり方について、同大学生・教職員だけでなく地域社会とともに考えることを目的としたプロジェクト。総合博物館の中庭に設置したSDGs農園は、北方生物圏フィールド科学センター(FSC)札幌研究林・生物生産研究農場、ミュージアムカフェぽらす、総合博物館、施設部の協力を得ながら、同大教職員、北海道マラソン2024組織委員会及び同大学生を主体とした総合博物館のボランティアグループ「きたみてガーデン」が造成・管理している。

カーボローディングパーティ(ランナーの交流イベント)
で振る舞われたサラダ
12月19日に行われた表彰式では、北大、北海道マラソン2024組織委員会及び大会パートナー企業であるよつ葉乳業㈱に楯が授与された。
北大では今後も、サステイナビリティ推進機構は、札幌キャンパス内の資源循環を図りながら北海道マラソンを持続可能な大会とするために、同マラソン組織委員会等と連携し、さまざまな取組を実施する方針だ。

利用したモニュメント「エゾシカ」
(写真は大会前日の大通公園での展示の様子)

北海道マラソン2024組織委員会の勝山将平氏、西
村孔佑施設部施設企画課係長、林連携URA