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13大学連合を設立、大学に関係ない教育プログラム実施 ベンチャーなどと連携

新設された13大学連合

東京大学や大阪大学、上智大学などからなる13大学の連合が17日に設立された。世界の潮流ともなっている新しい資本主義の形である「共助資本主義」の基で、自助や公助では対応できない課題を解決できる人材を生み出していきたい考え。NPOやスタートアップなどとも連携する。

連合の今後の取り組みとして、所属大学に関係なく参加可能な社会課題解決プログラムの設立や公益社団法人「SOIL」と連携した支援プログラムの実施、能登半島の震災ボランティアの学生間連携の強化などが挙げられている。

東京大の藤井輝夫総長は会見で、「学生が企業やNPO、ベンチャーと連携して、人材交流のイベントや教育プログラムを作り上げていきたい」と力を込めた。上智大の嘩道佳明(てるみち・よしあき)学長は「各大学のアイデアやセクターとの連携で生まれるものが、大学連合を発展させていく」とコメントしている。