文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
クイーンズ大副プロボストが北大を訪問、「サステイナビリティ」で意見交換

カナダ・クイーンズ大学のサンドラ・デン・オッター副プロボスト(グローバルエンゲージメント担当)はこのほど北海道大学を訪問し、横田 篤理事・副学長(最高サステイナビリティ責任者)、出村 誠総長特命参与(サステイナビリティ推進)及び加藤 悟サステイナビリティ推進機構教授と意見交換を行った。

記念品を交換するオッター副プロボスト㊧と横田理事・副学長㊨

はじめに横田理事・副学長が、北大の歴史とサステイナビリティに関する取組を紹介。北大が1876年に札幌農学校として創基し、現在は12学部・21大学院を有する基幹総合大学として世界の課題解決に貢献していることが説明された。また、THEインパクトランキングで5年連続国内1位であること、2021年8月には大学運営組織の一つとしてサステイナビリティ推進機構を設置し全学的な取組としてサステイナビリティを推進していること、2024年8月には北大サステイナビリティ宣言を策定したことなどを紹介した。


続いて、オッター副プロボストが、クイーンズ大はTHEインパクトランキングで2023年に世界3位、2024年に世界8位を獲得し、世界のSDGs活動を牽引する大学であることを紹介。また、SDGsのゴール別にさまざまな研究活動を行い、研究テーマごとに寄附や外部資金を獲得していること、学生も社会問題の解決につながるテーマで積極的に研究活動していることなどが紹介された。


オッター副プロボストは、北大サステイナビリティ宣言を高く評価し、学内外のエンゲージメントをどのように高めているかについて質問され、横田理事・副学長からは、SDGsを共通言語として、学外では地域の自治体などと協働することで学外エンゲージメント(共感)を得ていること、学内ではFD・SDを通じて学内エンゲージメント(一体感)の醸成を図っていることを説明するなど、サステイナビリティに関する活発な意見交換が行われた。

参加者との記念撮影。左から加藤教授、オッター副プロボスト、
横田理事・副学長、出村総長特命参与