東北大学
化粧品などを展開する「ポーラ・オルビスグループ」の研究開発を担うポーラ化成工業と東北大学は、化粧品製剤が引き起こす作用を研究する「『境界の融和』共創研究所」を学内で1日に新設したと発表した。期間は28年3月31日まで。
肌と外界の境界で働く化粧品の機能や感触をデザインするため、薬と外の間で何が起きているのかを分析する。製剤と肌のみでなく、環境との関係にも視野を広げて、ウェルビーイングにつながる価値の提供を目指すという。
運営支援責任者である同大の西堀麻衣子教授は「東北大学の材料や計測科学者との異分野連携により、製品の機能性向上と環境負荷低減を実現する方法の発見が期待される」とし「学術的な進展と社会課題解決に貢献することを楽しみにしている」とコメントしている。