十文字学園女子大学と駒場学園高校は19日、未来の食について考える高大連携プロジェクト「食の未来を創る」を始動したと発表した。互いに協力して食から環境問題まで幅広い問題について検討している。27日に駒場学園で連携プロジェクトの調印式が行われる予定だ。
プロジェクトでは、定期的に高大合同で食に関する講義と調理実習を実施している。内容は、調理後にでてしまう廃棄野菜、端材などを活用したレシピを考案する「もったいないだしプロジェクト」と新素材によって既存の食品に代替させ、栄養価を強化した新しい料理や菓子を考案する「新素材でフュージョン料理と菓子を作ろうプロジェクト」の二つ。
それぞれの学校の技術や知識を生かし、コラボレーションすることで、食を通して地球環境や健康・栄養について考え、食の未来を創造できる人材の育成を目的としている。食品ロスを減らすことを課題として、食の問題から環境問題についても考えていく。来年3月には最終発表会を実施する。