AIスーツケース=提供:日本科学未来館
日本科学未来館と日本アイ・ビー・エムら4社からなる「次世代移動支援技術開発コンソーシアム」は22日、視覚障がい者向けナビゲーションロボット「AIスーツケース」に、新たな車輪機構やセンサーなどを備えたモデルを開発したと発表した。
AIスーツケースは、スマートフォンで声や目的地を設定し、行きたい場所に案内してくれる視覚障がい者の動きを支援するロボット。ハンドルの下にセンサーが付いており、握ると動き離すと止まる。スピードはボタンで調節できる。人工知能(AI)が歩行者などを認識して安全な場所を選択して移動してくれる。
5団体は新たに段差を乗り越える車輪や検知するセンサーを新しく装備。進行方向をハンドルで確認できる「ディスク型の方向提示装置」や周囲の建物や道路状況を伝えてくれる「AI音声機能」を新たに搭載している。