文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
見学者が自身の感情で理解・体験 立命館大、国際平和ミュージアムを改修

立命館大学国際平和ミュージアムは15日、リニューアルオープンを記念して完成記念式典を開催した。来館者が平和を保つためにどのような行動ができるのかを考える場としていく。新たな姿で23日から営業を開始する。

同ミュージアムは1992年に開館。大学の「平和と君主主義」の驚愕理念を具体化する機関として、社会に発信する施設として開設された。2005年に第1期展示リニューアルを行い、国際平和メディア資料室を新設。2度目の今回はユニバーサルデザインに配慮しつつ、2階に学習スペースを設置した。

今回の改装では見学中心であった常設展示を一新。見学者が自らの思考や感情を通じて平和を深く理解する体験も提供する。来館者が未来の平和づくりの担い手となるために、どのような一歩を踏み出せるかを考えてもらう場としたい考えだ。

君島東彦館長は「世界秩序が構造変動を起こしている現在、平和のために、日本の市民は何ができるのか。何をすべきなのか。一人でも多くの皆さまにご来館いただき、このような問いに向き合っていだたきたいと思います」とコメントしている。