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東北大学生ユニオンの質問に回答 冨永総長「さらに奨学金拡充」「学生負担が大きいと海外と勝負できない」

東北大学の冨永悌二総長

東北大学は国際卓越研究大学の強化体制計画が認可されたことを受けて、記者会見を実施した。その中で、同大学生ユニオンによる奨学金に関する公開質問状の質問に答え、冨永悌二(とみなが・ていじ)総長は「さらに奨学金は今後増やしていく」としている。

冨永総長は「国外の学生を見ても学生が給料をもらいながら研究をしている」と紹介。「国際的に競争していて学生の負担が大きいと勝負にならないので、奨学金などをさらに拡充していきたい」と表明している。

学生ユニオンは今月16日、文部科学省と東北大に「来年度以降に東北大の博士課程に進学する学生に対しても、現在の規模(博士課程の学生3分の1・同規模の額)での支援が継続されるのか」という質問を提示していた。