大月短大のホームページより
大月市立大月短期大学(山梨県)は、交際を迫るLINEメッセージを送り、飲酒の席などで腰に手を回すなどのセクハラを行った60代の教員を懲戒免職処分にしたと発表した。被害者は対人不信や身体不調などの心身の問題を抱えている。
同短大の報告によると、加害教員は過去の事案から大学外で異性学生と2人きりにならないことを誓約していたという。その上で、被害学生の意に反して、頭部をなでる、手を握る、腰に手を回すという行為を3回にわたって行った。
今後の対策について、教職員のハラスメント講習の徹底や授業アンケートの提出、教授会による定期的な監視を実施。学生のハラスメント理解の促進や学生アンケート、相談窓口の多様化をあげている。
栁沢幸治学長は「被害卒業生にはハラスメント行為による多大な精神的ダメージを与えてしまったことをお詫び申し上げる」とし「今後ハラスメントも含め、2度とこのような事態が生じないよう、教職員の意識改革や綱紀粛正を図る」としている。