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中央大商学部学生が18日にジャイアンツと近隣の小中学生をつなぐイベント

中央大学商学部『スポーツ・ビジネス・プログラム』の「スポーツ・ビジネス・チャレンジ(SBC)演習/実習[担当教員:渡辺岳夫教授]」では、9月18日(月・祝)に読売ジャイアンツ球場(神奈川県川崎市多摩区)で、学生主体でイベントをプロデュースする。

同プログラムでは、㈱よみうりランドと㈱読売巨人軍が同日読売ジャイアンツ球場で開催するイースタン・リーグ公式戦の産学連携プロジェクトに参画している。

今回、同球場でプロ野球観戦をしながら資源の有効活用や野球の楽しさについて学ぶイベントを企画・実施する。

具体的には、18日のイースタン・リーグ公式戦開催日に、読売ジャイアンツ球場で、府中市の府中第二中学校の和太鼓部員を誘致。プロ野球選手が利用して折れたバットを再加工して作製したバチを用いて、府中市の郷土芸能である武蔵国府太鼓の演奏をしてもらう。

さらに、中央大の野球サークル所属の学生が野球未経験の小学校低学年の子供たちに野球の楽しさを教えるイベント等を学生主体で実施する。

■プロジェクト発足の背景:同プロジェクトは、㈱よみうりランドと㈱読売巨人軍が、地域の教育機関との協力体制を構築し、スポーツビジネスの未来を担う人材の育成や学生の職業観の形成につなげることを目的として実施するもの。

■和太鼓部の誘致に着目した理由:東京都府中市の伝統芸能である「武蔵国府太鼓」を練習している和太鼓部の中学生が、コロナ禍により人前で演奏する機会が減少している課題があった。そこで中央大商学部生が、読売ジャイアンツ球場で試合開始前に演奏する場を提供するとともに、その際に折れたバットを再加工した太鼓のバチを使うことで資源の大切さを啓蒙するイベントをプロデュースした。

■大学生による野球教室に着目した理由:近年、子供たちの野球離れが指摘されており、また野球観戦をする大学生の増加が見込まれないなか、高校時代に甲子園に出場したこともある中央大野球サークルの学生などが、子どもたち(小学1年生~3年生)10名を対象に野球をする楽しさを伝えるイベントをプロデュースする。その様子は学生のSNSを通じて発信し、より広く楽しさを伝える。