優勝した青山学院大学ナインと応援団
第55回明治神宮野球大会の大学の部の決勝が25日午後1時10分、神宮球場で行われた。史上5校目の春秋リーグ、全日本大学選手権との4冠に臨む青山学院大(東都)と創価大学(関東五連)の決戦は7-3で青山学院大が快勝した。青山学院大は神宮野球大会で初優勝。創価大も初の準優勝だった。
試合は青山学院大が一回、1死満塁で中田が満塁本塁打を放って先制。創価大は中西の暴投で1点を返したが、三回に青山の3塁打で2点を追加されリードを広げられた。その後も、青山学院大に1点を与え、八・九回に追い上げたものの逆転することはできなかった。
投手では先発の中西が1点に抑えた。140キロを超える速球を中心としたピッチングで、創価大打線を沈黙させた。九回からは鈴木が継投し、試合を締めた。
青山学院大はロッテ1位指名の西川史礁選手と広島1位の佐々木泰選手が在籍しているが、けがで出場しなかった。
青山学院大の安藤寧則監督は試合後の記者会見で「初めのころはたくさん失敗があったが、皆でチームをつくりあげて結果を得ることができた」と述べ、「そのプロセスを後輩が見ていることは大きく、今後の財産になる」と話した。