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高専機構 洋上風力発電分野の教育を強化 函館・八戸・秋田を拠点化

(左上)高専機構の谷口功理事長

国立高等専門学校機構は21日、洋上風力分野に関して高度な人材育成を強化すると発表した。知見が乏しい洋上風力発電について、産業界と連携して人材を育成していきたい考えだ。

高専機構は社会の技術をリードする事業「COMPASS5.0」の分野に洋上風力を追加する。その拠点校として、洋上風力の発展が期待できる地域にある函館工業高専と八戸工業高専、秋田工業高専を選定した。日本と海外の高専生に風力発電を現地で学んでもらう取り組みや再生可能エネルギー科目の強化などを行う予定だ。

機構の谷口功理事長は「地域の行政と一緒にやっていかないと新しい産業は生まれない」と説明。「新しい日本を創り出したい、北の地域に人が集まれるような拠点を設立したい」と訴えた。