TOEICを運営する「国際ビジネスコミュニケーション協会」は19日、外国人観光客へのおもてなしの意識調査を実施した。観光客と接する際に、必要なスキルはコミュニケーション力と答えた人が最も多かった。また、外国人をもてなす際に不安を感じることは「英語・英会話スキル」が過半数を占めている。
同協会は全国の20~50代の男女501人を対象に調査を実施した。
それによると、73.2%の人が「英語・英会話のスキルが必要と感じている」と答えた一方で、70.2%が「英語に苦手意識あり」と回答している。その理由は「英語を話す機会がなく、自信がないから」が58.5%で最多。ほかにも聞き取る力や傾聴力に不安を覚える人が多かった。
英語で困ったことについて尋ねると、「伝えたい単語が出てこなかった」が約5割で一番多い。「流暢に話せなかった」約4割「聞き取れなかった」4割弱と続いている。外国人へ自ら声をかけるか迷ってしまう理由として、「質問に対して答えられるかわからないから」「何を聞かれるかわからないから」「英語・英会話に自信がないから」などがあげられていた。