就職サイトを運営するキャリタスは10月時点での就活状況を調査した。内定率は93.1%で、これまでの10月内定率では最も高い数字となっている。就職活動でかかった費用の平均は7万6888円で、3年ぶりに減少した。
キャリタスは2025年3月卒業予定の大学4年生を対象に調査を実施。今月2~9日の期間で1131人からインターネットで回答を得ている。
それによると、今月の内定率は93.1%で先月から2.1ポイント増加した。就職先の企業は文理ともに「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」が最も人気。文系は「銀行」「官公庁・団体」、理系は「建設・住宅・不動産」「自動車・輸送用機器」と続いた。
就職活動費用の総額の平均は7万6888円で、昨年から7353円減少した。地域別では「関東」「中部」「中国・四国」の順番で低かった。支払った費用は、シャツや鞄を含んだリクルートスーツと交通費で約5万円に達している。