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日本一の歴史と解剖数の慈恵医大 増上寺で慰霊祭 28日開催

日本で最古の歴史がある東京慈恵会医科大学の解剖慰霊祭を28日に増上寺(港区)で開催する。祭事は120回目。今年8月時点で累計4万6499体が解剖されおり、大学では最大規模だという。毎年平均1000体以上の解剖体と向き合い、年間の法医学解剖数は日本一。

慈恵大学の解剖学の取り組みは創設者の高木兼寛(たかぎ・かねひろ)が1882年に24歳の男性病死者を病理解剖したことに始まるとされる。1905年にそれまで解剖した504体の遺体を集めて最初の慰霊祭となる「解剖追弔法要式」を挙行し、それが最初の慰霊祭となったと伝えられている。