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東京理科大、葛飾キャンパスに薬学科が移転 拠点となる共創棟を新設

東京理科大学は来年4月から、薬学部の薬学科を葛飾キャンパス(葛飾区)へ移転する。同学部の拠点である「共創棟」の建設を発表している。工学部と連携し、世界の理科大に向けたイノベーションを起こしていく。

共創棟は地下2階、地上11階建ての校舎。薬学部のみならず、工学部の研究にも利用し、薬工連携を進めていくという。低層部にはラーニングスクエアや学生ラウンジが配置され、交流の場としても活用される予定だ。

17日に開かれた竣工式で浜本隆之理事長は「葛飾キャンパスは先端融合分野を推進するイノベーションキャンパスとして発展し、昨年開設10周年を迎えた。共創棟の活用を通じて、今後も価値が共存する場として更なる進化を遂げたい」と述べた。

石川正俊学長は「2031年に迎える創立150周年に向けて、世界の理科大を目指す。産学官での共創をもとに、世界を変えるようなイノベーションを葛飾キャンパスから創出していきたい」と抱負を語っている。