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7割の学生「内定式に参加」 対面実施が最多 内定保有率90%超 マイナビ

マイナビは22日、大学生の就職活動状況を調査した。約7割の学生が内定式に参加しており、対面形式の実施がほとんどだった。内定保有率は10月時点で90.5%。内定式の実施は、他の内定者との人間関係や働く実感の増加などにつながっている。

マイナビは10月10~14日に全国の大学生と大学院生を対象にアンケートを実施。2145人から回答を得ている。

内定式について尋ねると、66.5%が「10月1日に内定式があり参加した」と回答。12.7%が「開催されなかった」、11.1%が「10月6日以降に参加・もしくは参加予定」としている。

開催形態について「直接対面形式で実施され、全員集まって参加した」が約9割で、前年同月比5.8ポイント上昇した。その意義について聞くと、「同期と実際に会えてよかった」が最多。「来年からその会社で働く実感がわいた」「人事担当者や社員と実際に会えてよかった」と続いている。

内定式に参加して解消できた不安は、「他の内定者と仲良くなれるか」が半分以上だった。「内定先の社員や役員とうまく話せるか」「入社式までの今後のながれについて知ることができるか」の順だった。

マイナビの中島英里香研究員は「対面コミュニケーションが与える影響は大きいことがうかがえる」と説明し、「企業においては、入社後もスムーズになじめるように今後も対面での交流機会を作っていただければと思う」とコメントしている。