慶應義塾大学図書館旧館2階の福澤諭吉記念慶應義塾史展示館は、2023年度 特別企画『三田につるの屋があった頃。』を年9月20日㈬から10月7日㈯に同館企画展示室で開催する。
慶應義塾は明治4年(1871)に三田の旧島原藩邸に移転し、以来150年以上三田の街とともに歴史を 重ねてきた。
同展では慶應義塾のお膝元、学生街としての三田通りの姿を振り返りながら、特に1960 年代後半から半世紀の間、学生・教職員が多く集った居酒屋「つるの屋」を通じて、あらためて慶應義塾の学風について考える。同館では「学生街らしさとともに今薄れつつあるものは何であるか、見つめ直す 機会になれば」としている。
展示は、①慶應義塾が来る前、②福澤諭吉と三田通り、③慶應義塾の学生街、④つるの屋とそのレガシーの4部構成。「弥生土器(3世紀)から始まる三田通りの発掘品」「福澤諭吉書簡はじめ、福澤と三田通りに関する資料」「多田質店質物台帳ほか、三田通りと慶應義塾に関する文献資料」「『大衆割烹つるの屋』に飾られていたペナント」「つるの屋創業者の聞き取り映像」などが展示される。