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京大や東京科学大と医療スタートアップが共同研究 失語症患者の脳機能を改善

京都大学と東京科学大学、京都光華大学、医療スタートアップの「Ghoonuts」は21日、失語症の共同研究契約を締結したと発表した。失語症患者の脳機能の回復を目指していく。

失語症は言葉を理解できなかったり、出てこなかったりする症状が表れる障害。脳卒中や脳腫瘍、脳炎などによる脳の機能障害で発症する。近年、微弱な電位を脳に流す技術を用いることで言語機能が向上することが明らかになっていたが、その効果は一様でないという課題がある。

共同研究では脳波などによる言語機能評価の結果を基に、患者ごとの電気刺激条件を見つけて失語症患者の脳機能の改善を目指すという。