日本学術会議北海道地区会議学術講演会が、令和6年11月17日㈰午後1時30分から北海道大学学術交流会館で開催される。テーマは「北海道から多文化共生を考える」。Zoomウェビナーでも配信する。主催は日本学術会議北海道地区会議と北海道大学。
現在、多様な文化・言語・出自を持つあらゆる人々が、人権を守られながら共に生きる社会を作ることは、重要な課題となっている。北海道は、アイヌという先住民の存在、全国平均を上回る速さで少子高齢化が進む中での外国人就労者の受け入れ、多数の外国人観光客の訪問など、多文化共生に関して考えるべき問題が多い地域である。
講演会では、先住民・マイノリティーと外国人に関わるさまざまなテーマを取り上げて、文化人類学からコンピュータ科学に至る多様な学問分野と、教育・医療・就労現場の視点から論じる。「マイノリティー女性と多文化共生」「北海道における外国人労働者の受け入れと共生の課題」「北海道における帰国子女・外国にルーツのある児童生徒の現状と未来への課題」「日本における医療アクセスの向上に向けた外国人患者との異文化コミュニケーションの促進」「コンピュータ科学で繋がる多様性社会:北海道から始まる新たな未来」と題した講演とともに、講演者による総合討論が行われる。
参加費無料。事前申込制で11月15日㈮までに下記のURLから申し込む。