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佐賀有明のマルチメディア図鑑を開発 3Dや動画でムツゴロウなど希少生物を掲載

ニッポンバラタナゴの3Dモデル

世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は25日、希少な淡水生物が生息する佐賀市東与賀の生き物図鑑「東よか水辺の生き物マルチメディア図鑑」(https://yoka.species.jp/)を発表した。珍しい生物を画像や3D、動画、音声などで確認することができる。

同市は生態系保全を目的されるラムサール条約の対象である「東よか干潟」もあり、希少な生物がたくさん分布している。図鑑はムツゴロウやポンバラタナゴ、カワバタモロコなど計52種類が掲載されている。

共同開発した九州大学の鹿野雄一(かの・ゆういち)特任准教授は「残念ながら御存知のとおり、有明海周辺の生物は近年激減し危機的な状況になっている」とし「多くの人たちが地域の生物に関心を持ち、それらの生物の価値を知り、愛するようになることが必要だ」とコメントしている。